個別小規模開催で門戸を広く
10頭以上が集まると開催できるので、1~3人程度の仲良しブリーダーが集まったり、ペットショップなら1店舗でも開催できます。
審 査 会
審査会は現在の猫の世界の不都合を解決するために下記の3視点に留意してルールを作成しました。ホールドポイントが広く求められる指標となる事を願っております。
①公平性を保つ
キャットショーで好成績を収める上で、最も重要なのは出陳回数です。
ポイントを重ねるためには、より多くのショーに参加しなければならず、自ずと多くの開催のある東京に近い人の方が負担が少なく有利となります。
その不公平感を是正すべく、明快な審査方法にする事で1回の審査でその気質を判断することが可能です。
②誰にもわかる公正さ
全ての審査は動画で記録し、チャンピオン以上の動画でオーナーの許可が取れたものは公式チャンネルにて一般公開します。
誰でも結果に納得でき、誤魔化し様の無い公平な結果となります。
③人も一緒に成長
公式チャンネルにて優秀な猫たちのハンドリングを見て研究することが出来るので、次のチャレンジの為に猫との有益なスキンシップをとることができます。
《審査方法について》
審査は生後57日齢より可能で、次の審査を受けることも可能ですが、クラスのよって次の審査が受けることができるまでの期間は異なります。 また、猫の譲渡先には最新の審査結果を伝えることを心掛けましょう。
審査は1回のみ、動画をワンテイクで撮影したもののみが有効となります。 何度も撮り直し、上手く出来た動画を作ることに猫の評価としての価値は無いと考えます。
ただし審査中に過失なく大きな物音が鳴り、『猫が驚いて審査結果に影響があった』と審査員が判断した場合に限り、救済措置として1回のみ再審査を受けることが可能です。
公平性を保持するため、全ての審査は動画を撮影し、チャンピオン以上の審査は一般公開するものとします。
《3つの審査クラス》
ベビークラス:生後57日~生後4か月 日々の躾で従順度は大きく変わるため、審査後2週間後に次の審査を受けることが可能。
キトゥンクラス:生後4か月~生後10か月 審査後1ヶ月後に次の審査を受けることが可能。
アダルトクラス:生後10か月以上 審査後2ヶ月後に次の審査を受けることが可能。
この年代では、多くの刺激受け、体験してきた上で従順であることから、その後も従順度は継続されることが期待される。
《ホールドポイントにより与えられる称号》
①スプリームグランドチャンピオン 100点
②グランドチャンピオン90~99点
③ダブルチャンピオン 80~89点
④チャンピオン 70~79点
猫に対しての評価は、審査回数が多ければ良いというものではなく、最新の審査結果が最も現在の状態を表しているため、年間の表彰はありません。
しかし、より良い猫に導くことが出来るトレーナーは多くの人に求められる存在であることから、そのトレーナーの教育をした猫の点数の平均値を算出し、優秀者を表彰することとします。
ただし、偶然に従順な子に育ち、その子だけを審査に出せば平均値は高ポイントになる恐れがあることから、トレーナーの優秀度とは無関係になってしまうので、年間20頭以上のトレーナーのみ評価する事とします。
《審査会を構成する役割の名称》
①OWNER(オーナー) 所有者
猫の所有者であり、審査会への出陳を申し込むことができる人・団体。
ハンドラーを準備するか、審査員に依頼するかを決めることができる。
②TRAINER(トレーナー) 訓練者
猫の人間に対する従順度を上げるために、訓練を施した人・団体。
普段から猫と接し、審査の結果に最も影響を与え得る人間であるため、猫とは別に年間表彰の対象となる。
③HANDLER(ハンドラー) 実演者
審査会の規定に則って、猫を審査台上でハンドリングを行う人。
特に資格などは必要なく、オーナーやトレーナーと同一人物であっても構わないが、制限時間内に順次ハンドリングを行うため、審査前に一連の流れを練習する必要がある。
④SCORER(スコアラー) 採点者
ハンドラーのハンドリングを間近(3m以内)で観察・採点を行う人。
スコアラーは猫の力の入り具合などを見抜く力を要するため、NICEが認定したもののみが行うことが出来る。
⑤JUDGE(ジャッジ) 審査員
ハンドリングを行いつつ採点も行う人。
他人の猫を扱うため、熟練した技能を持ち、信頼される人間である必要があるため、NICEが認定したもののみが行うことができる。